行政書士とは何する人?

仕事

こんにちは、横須賀の行政書士、曽我と申します。

初めてのBlog投稿になります。これから、横須賀で暮らす方にとって身近な行政書士として、皆さんの生活がより豊かに、より幸せになるような情報をお届けできるよう、頑張ります!と言っても、横須賀だけでなく、横浜、神奈川、もっと言えば、日本全国、いや、世界的にも有用な情報を発信できたらと思っています。夢はでっかく、です 笑

では1回目の投稿ですが、そもそも、「行政書士って何する人?」というところがわからないと、こいつ何者?ってなっちゃいますよね。縁あって、行政書士というお仕事をするようになりましたが、そういう私も、受験生時代は何ができるのか、いまいちわかっていなかったというのが正直な感想です。

行政書士というのは、法的に言えば、

行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類(その作成に代えて電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)を作成する場合における当該電磁的記録を含む。以下この条及び次条において同じ。)その他権利義務又は事実証明に関する書類(実地調査に基づく図面類を含む。)を作成することを業とする。(行政書士法第1条の2より)

です。全然ピンと来ないですよね。もう少し抜粋してみていくと、

  • 官公署に提出する書類
  • 権利義務又は事実証明に関する書類

を作成できる職業ということはわかりますが、それでもイマイチですよね。こういった書類の具体例を挙げると、だんだんと見えてきます。

官公署に提出する書類とは、要は役所へ提出する書類のこと。何か必要があって、役所へ提出する書類は普通ならその人本人が記載し、提出しなければならないのが原則ですが、それを本人に代わって、作成し提出できますよ、というのが、行政書士の役割です。こう聞くと、「代行してくれるのが行政書士ね」と、少しわかっていただけたかと思います。

役所の手続き書類は、何か堅苦しくて、分かりにくくて、面倒だなーと思いませんか?堅苦しい理由は、法律にのっとって適正な手続きを行うため、その法律の要件に合致するように記載しなければならないからなのです。そんなわかりにくい手続きを、行政書士は、法律家のプロとして代行します、ということです。

では、もっと具体的なところ、どんな手続きを代行してくれるのですか、というと、以下がその一例です。

  • 引越しした。けど、役所へ行っている暇がない。 → 住所変更
  • 車を購入した。 → 車庫証明
  • インターネットで中古の物品販売をするぞ。 → 古物商許可
  • 自分でビジネスを始めたい。 → 会社の設立支援
  • 飲食店をスタートしたい。 → 飲食業許可
  • 自分の会社で建設業や運送業をしたい。 → 建設業許可、運送業許可

とまあ、挙げればキリがありません。代行できる書類は、1万種類を超えると言われていますので。そこでよく言われるのが、「何かしら役所の許可や認可、届け出が必要な時は、行政書士の出番」です。皆さんが何かしたい、となったときにお助けできるかもしれないのが、行政書士なんですね。

さて、もう一つの書類、権利義務又は事実証明に関する書類というのも分かりにくいですよね。権利義務に関する書類というのは、権利の発生、存続、変更、消滅の効果を生じさせることを目的とする意思表示を内容とする書類を、事実証明に関する書類というのは、社会生活に交渉を有する事項を証明するに足りる文書を、それぞれ指します。

なんじゃらほい、ですね。こちらも具体例があるとわかりやすいです。

まず、権利義務に関する書類というのは、

  • 遺産分割協議書
  • 各種契約書(売買、贈与、賃貸借、雇用、委任、和解等)
  • 示談書、協議書
  • 内容証明
  • 嘆願書、請願書

などがあります。こうしてみると、まだ身近な名前になるかと。こういったものを自分たちで作るのはかなり面倒ですし、法律上、必要な要件を満たすような書類を自分たちで作成できるかといわれると難しいですよね。こういった場面でも、行政書士の出番です。

また、事実証明に関する書類というのは、

  • 図面(位置図、案内図、測量図等)
  • 議事録
  • 会計帳簿
  • 財務諸表

などです。こちらはちょっと身近ではないかもしれませんね。

とまあ、いろいろと書きましたが、結論、行政書士は、「ちょっと面倒で時間がかかりそうな書類や、法律知識が必要な書面を、代理で作成してもらえる人」ということですね。

なので、役所絡みや法律知識を必要とすることがあれば、行政書士さんにご相談ください。

長文でしたが、お読みいただき、ありがとうございました。ではまた。

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