事業復活支援金について

コロナ対策

皆さん、こんにちは。横須賀市の行政書士、曽我です。
オミクロンの大流行により、再度感染状況が悪化しているコロナウイルスですが、そんなコロナに負けない為の施策、事業復活支援金についてお話ししたいと思います。昨秋よりせっかく良い兆しが見えたのもつかの間、再び経済活動が停滞し始めております。個人的にはウィズコロナであれば、感染状況(=治療と予防)と経済活動が両立しないといけないと思いますが、停滞するのはやむを得ないのも事実かと。そんな折にこういった支援金を是非ご活用いただければと思います。

事業復活支援金の概要

2022年3月までの見通しを立てられるよう、コロナ禍で大きな影響を受ける事業者に、地域・業種問わず、固定費負担の支援として、5か月分の売上高減少額を基準に算定した額を一括給付するものです。

「見通しを立てる」と言っている以上、早く申請ができるようにしてもらいたいところですが、現時点ではまだ概要のみで、申請開始には至っておりません。(2022年1月14日現在)

対象者

新型コロナウイルス感染の影響で、
2021年11月~2022年3月のいずれかの月の売上高が、
2018年11月~2021年3月までの間の任意の同じ月の売上高と比較して
50%以上または30%~50%減少した事業者

ポイントは太字になっている部分で、まず2021年11月から2021年3月までのどこかの月の売上高を基準にして、過去(2018年11月~2021年3月)の任意の月の売上高との比較で、30%以上の減少があったことが必要です。

次に事業者というのは、中小企業・フリーランス・個人事業主を問いませんし、業種も地域も関係なしです。つまり飲食店やその関係もこちらの支援金を利用できますし、まん延防止や緊急事態宣言の地域でなくても対象となる、ということです。

給付額

給付額の上限については以下の表のとおりです。次の「算出方法」で出された金額が、上限額以下であれば、その金額。上限額を超えていれば、この表の金額となります。

個人法人
売上高減少率 年間売上高
1億円以下
年間売上高
1億円超~5億円
年間売上高
5億円超
▲50%以上50万円100万円150万円250万円
▲30%~50%30万円60万円90万円150万円
▲は減少の意味。

5か月分ということなので、結果的には前回の月次支援金と同じように見えますが、30%~50%というカテゴリーが新たに追加になっています。ここに該当していた(している)方も多いと思いますので、対象になりそうだと思った方は、自身の売上高を確認してみてください。

給付額の算出方法

計算式は、

給付額 =(基準期間※1の売上高)ー(対象月※2の売上高)×5
※1 2018年11月~2019年3月、2019年11月~2020年3月、2020年11月~2021年3月のいずれかの期間のうち、売上高の比較に用いた月を含む期間。
※2 2021年11月~2022年3月のいずれかの月

です。※印が非常にややこしく、まだ詳細がわからない部分です。

パッと見ると、単純に月同士の比較をして差額を5倍するのか、とみてしまいますが、そうではなく、基準となる、前々前年(2018年)、前々年(2019年)、前年(2020年)の11月から3月までの5か月分の売上高合計と、当年(2021年)の11月から3月までのいずれかの月で減少した月の売上高を5倍したものとの比較、という計算式ですので、ご注意ください。

必要書類

月次支援金の時と同様であることが予想されています。したがい、以下の書類が申請に必要となると思います。また、申請方法も原則電子申請ですが、電子申請対応ができない方のため、おそらく申請のための特設会場が各地に置かれるのではと思います。

  • 確定申告書
  • 売上台帳
  • 本人確認書類の写し
  • 通帳の写し
  • その他中小企業庁が必要と認めた書類

開始時期

これが一番気になるところですが、本日(1月14日)現在、申請受付は開始しておりません。

本日は事業復活支援金について、今わかっている情報をお伝えしました。随時更新の予定です。
今回もお読みいただきありがとうございました。では、またー。

(参考)
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