皆さん、おはようございます。横須賀市の行政書士、曽我です。
さて、本日は、横須賀市の病児保育についての支援策をお話しします。
(参考)
私の事務所ホームページが完成しました。と言っても、まだまだ業務内容等記載することは多いのですが、まずは自分を知ってもらうことが重要と考え、そちらを優先したホームページとなっています。
ご覧いただければ幸いです。もちろんHPからお仕事の依頼も大歓迎です!よろしくお願い致します。
病児保育とは
病児保育という言葉は皆さん、聞いたことがあると思います。ただ、厳密にいうと、「病児保育」は、病気の子どもを預かる保育サービスです。それとは異なり、「病後児保育」という言葉もあり、それは、病気からの回復途中の子どもを預かる保育サービスのことです。
横須賀市では、病児保育・病後児保育の別なく支援策が2つありますので、以下でそれぞれの概要を見ていきます。
病児保育/病後児保育についての支援策
病児・病後児保育センター
これは、横須賀市にお住まいの保育中のお父さんお母さんは既にご存じかもしれません。
保護者の事情で病気・病気回復期のお子さんを家庭で保育することができない場合に、一時的にお預かりする、病児・病後児保育を行っている場所があります。
場所・連絡先
〒238-0017横須賀市上町2-36横須賀市立うわまち病院内〔地図はこちら(外部サイト)〕
「病児・病後児保育センター」
TEL : 046-822-9981
開設時間
- 月曜から金曜日午前7時30分~午後6時30分
- 土曜日午前7時30分~午後2時30分
- 休館日:日曜・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)
対象
市内に居住する生後3か月から小学校6年生までのお子さんが対象です。
- 入院は不要だが、病気・病気回復期にあり、通園/通学が困難なお子さん
- 保護者の都合により一時的に家庭で保育ができない病気・病気回復期のお子さん
利用料金
1日2,000円(市外居住者5,000円)
※減免制度もあります(印鑑をご持参ください)。詳しくはセンターにお問い合わせ下さい。
※保育の必要性のある方が認定を受けて利用する場合、無償化(上限あり)となる場合があります。
※昼食代300円(センターの昼食を予約(予約は利用当日9時までに)した方)
※持参したオムツが不足した場合、センターで用意したものを使いますが、その際は実費。
利用定員・利用日数
定員は5名までです。
また、利用日数は通常は連続4日までです。ただし、
下記「長期の利用が可能な感染症」については最長7日間までご利用いただけます。(日数には休館日や利用のない日も含まれます。あらかじめご了承ください。)
- インフルエンザ
- 百日咳
- 麻しん(はしか)
- 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
- 風疹(三日ばしか)
- 水痘(みずぼうそう)
- 咽頭結膜熱(プール熱)
- 結核
- ウイルス性肝炎
- 流行性結膜炎
- 急性出血性結膜炎
- ポリオ(小児まひ)
- 腸管出血性大腸菌感染症
利用方法
病児保育ネット予約システム「あずかるこちゃん」(外部サイト)から予約申し込みをしてください。
- 「あずかるこちゃん」にアクセスしてアカウントを作成
- サイト上で病児・病後児保育センターを利用登録
- サイト上で予約を申し込む
- 医療機関を受診して「医師連絡票」をもらう
←病児・病後児保育なので、事前受診が必須です。ただ、このセンターがうわまち病院内にあるので、受診は比較的しやすいのではないでしょうか。 - 「医師連絡票」と「使用許可申請書」をもって、センターに入室する
その他、電話でも予約が可能ということですが、いずれにせよ医療機関の事前受診が必須です。
利用時の持ち物
<書類関係>
- 提出書類
- お薬手帳
- 健康保険証
- 母子健康手帳
- 小児医療証(該当する方)
- うわまち病院診察券(受診したことがある場合)
<食事関係>
- 昼食(予約していない方)
- おやつ(食べ慣れているもの)
- ミルク・哺乳瓶(必要なお子さん)
- 好きな飲み物
- スプーン
- フォーク
- 箸
- コップ
<その他>
- 着替え用の衣服・オムツ
- おしりふき(枚数は多めに)
- タオル
- バスタオル
- おもちゃ(お気に入りのもの)
- 汚れ物(衣類等)を入れるレジ袋等2~3枚
- DVD(お気に入りのもの)
- 処方された薬
病気・病気回復中のベビーシッター派遣(訪問型病児・病後児保育利用助成制度)
保護者の事情で病気・病気回復期の児童を一時的に家庭で保育することができない時に、自宅にベビーシッターの派遣を要請し保育サービスを利用した保護者に対して、利用料の一部を助成します。
対象児童
横須賀市に居住する生後3か月から小学校6年生までの児童で、サービスを利用した日の前後7日以内に医療機関を受診していることが必要です。
上記の病児・病後児保育センターとは異なり、必ずしも事前の医療機関受診ではない、というのがポイントでしょうか。もちろん、どういう病気なのかわからないままだと、そもそも児童本人がしんどいだけですから、事前の受診が望ましいのは言うまでもありません。
また、事業者によっては、医療機関受診前だと受け付けてくれない可能性もあります。
対象事業者
公益社団法人全国保育サービス協会から認定等を受けている民間ベビーシッター事業者等が、対象事業者であり、以下のリストがその事業者です。事前の登録が必要となるケースが多いですので、あらかじめ利用の可能性がある方は、お早めに各サイトでご確認ください。
- (株)アリス(外部サイト)
- ハニークローバー(株) (外部サイト)
- ル・アンジェ(株)(外部サイト)
- (株)ジャパンベビーシッターサービス(外部サイト)
- (株)タカミサプライ(外部サイト)
- (株)キッズライン(外部サイト)
助成額
「1時間につき1,000円を上限とし、入会金、年会費、登録料、交通費、食費等を除いた額の2分の1とのいずれか低い額」
となっていますが、だいたいの事業者で1時間につき2,000円~2,500円ということなので、基本は上限1,000円になると思います。
気になるのは、助成対象の上限日数や上限利用時間ですが、横須賀市HPには何も書かれていないので、そこには上限がないものと推測されます。(もちろん確認は必要です!)でもだとすると、1日約1万円はかかりますが、お仕事等との兼ね合いでどうしても保育できない方は、かなり利用する価値はありそうです。
申請方法
サービスを利用した日の属する年度内に、次の書類を提出してください。
ただし、年度末の利用等やむを得ない場合は翌年度の4月15日まで可。
- 横須賀市訪問型病児・病後児保育利用助成金交付申請書
- 民間ベビーシッター事業者等の領収書(原本)と利用内訳のわかるもの(原本)
- 医療機関での受診が確認できるもの(領収書、受診明細書、お薬手帳の写し等)
申請・支給方法
ここに申請書がありますので、申請書を印刷して、幼保児童施設課にご提出ください。(郵送可)
申請の翌月末に、指定された保護者名義の口座に振り込まれます。
最後に
働くパパ・ママにとって、子どもが病気にかかると幼稚園・保育園に預けられないので、それはもう大変です。特に、共働きの子育て家庭で子どもが病気になると、「仕事はどうしよう」「いつまで休まないといけないのかな」と心配になってしまう方も多いですよね。なので、病児保育支援があるのは仕事と育児の両立に大きく助かります。
上述の病児・病後児保育センターもうわまち病院内と、少し便の悪いところにあるので利用しにくいというのはあります。また、訪問型の保育だとどうしても独占利用なので、対価が高くなってしまい、これもまた利用できる人が限られるのでは、というところは懸念点です。
ただ、ないよりあるに越したことはありません。子どもが病気にかかったとき、まず悩むのは「いつまで休む必要があるのか」であって、お金や場所の悪さではないのではないでしょうか。
まずはこういうのがあることを知って、利用する準備はしておく。いざその出番が来たときには、「仕事を休まなくてよい・休む時間を減らせる選択肢が自分にはある」というのが、ご自身の悩みを少しでも減らせることにつながると思います。
ということで、今日はここまで。本日もお読みいただきありがとうございました。では、またー。
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